中国恒大が190億ドル債務再編案、子会社株と交換など=関係者

Reuters

発行済 2022年05月27日 16:51

[香港 27日 ロイター] - 巨額の債務を抱える中国の不動産開発大手、中国恒大集団が約190億ドル相当の外貨建て債務について、現金と、香港上場子会社2社の株式への交換による返済を計画していることが、関係者2人の話で分かった。

恒大はローンや債券などで227億ドル相当の外貨建て債務を抱えている。昨年終盤に支払いを履行できなかった恒大は3月に、暫定的な債務再編案を7月末までに公表する方針を示していた。

関係者によると、再編案として、恒大は海外債権者に、新たな債券に交換して7─10年かけて元本と利息を支払うことを考えている。

海外債権者は、保有債券の一部を、香港に上場する不動産管理部門の恒大物業と電気自動車(EV)メーカーの恒大新能源汽車集団(恒大汽車)に交換することもできる。