Reuters
発行済 2022年05月28日 02:59
[香港 27日 ロイター] - 経営難に陥っている中国の不動産開発大手、中国恒大集団が約190億ドル相当の外貨建て債務に関して、現金での分割払いと、香港市場に上場している傘下2社の株式に振り替える「債務の株式化」(デッド・エクイティ・スワップ)によって返済する経営再建案を検討している。関係者2人が明らかにした。
中国恒大の計227億ドル相当の海外債務(融資や個人向け社債を含む)は昨年終盤に支払い義務を履行できず、債務不履行とみなされている。中国恒大は今年3月、暫定的な債務再編案を7月末までに発表すると表明していた。今回の再建案は初期段階で、変更される可能性もある。
関係者の1人によると、中国恒大はこの案の一環として海外の債権者に元本と利息を新たな債券に変えて返済することを検討している。新債券は7年から10年の期間で分割して返済される。
関係者2人によると債務の一部については、それぞれ香港市場に上場している不動産サービス業の恒大物業集団 、電気自動車を手がける中国恒大新能源汽車集団の株式と交換する債務の株式化も可能にする。
1人目の関係者によると、海外債務の最大20%をこれら2社の株式と交換可能にする。
が書いた: Reuters
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