欧米の注目経済指標:5月米雇用統計で失業率はやや低下する見通し

Fisco

発行済 2022年05月28日 14:37

5月30日−6月3日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。


■5月31日(火)午後6時発表予定
○(欧)ユーロ圏5月消費者物価コア指数-4月実績は前年比+3.5%
参考となる4月実績のインフレ率は3月実績を大幅に上回った。
エネルギー価格の上昇は一服しつつあるが、財・サービスや飲食料の上昇が伸び率を押し上げている。
こうした状況は5月も変わらないとみられており、物価上昇率は4月実績と同水準か、やや上回る可能性がある。


■5月31日(火)午後11時発表予定
○(米)■5月CB消費者信頼感指数-予想は103.9
参考となる4月実績は107.3で3月改定値を若干下回った。
期待指数は77.2で前月から上昇。
5月については、ガソリン価格の高騰などで物価は上昇しており、景況感は多少悪化する可能性がある。
高額商品の購入意欲は衰えていないとの見方があるものの、5月は4月実績を下回る見込み。


■6月1日(水)午後11時発表予定
○(米)5月ISM製造業景況指数-予想は55.0
参考となる4月実績は55.4で2020年7月以来の低い水準。
受注残、雇用指数が低下。
仕入れ価格の上昇ペースは鈍化しつつある。
5月については、サプライチェーンの制約状況は改善しつつあるが、中国における都市封鎖の影響が出ていることから、4月実績を下回る可能性がある。


■6月3日(金)午後9時30分発表予定
○(米)5月雇用統計-予想は非農業部門雇用者数は前月比+32.9万人、失業率は3.5%
主要製造業における雇用の伸びは鈍化しつつある。
5月中旬の新規失業保険申請件数は若干増加していることから、非農業部門雇用者数は4月実績を多少下回る見込み。
ただ、採用難の状況が一部で続いており、労働参加率が伸び悩んだ場合、失業率はさらに低下する可能性がある。


○その他の主な経済指標の発表予定
・5月30日(月):(独)5月消費者物価指数
・5月31日(火):(日)4月失業率、(中)5月製造業PMI
・6月1日(水):(中)5月財新製造業PMI、(欧)4月ユーロ圏失業率
・6月2日(木):5月ADP雇用統計
・6月3日(金):(欧)4月ユーロ圏小売売上高、(米)5月ISM非製造業景況指数


アプリを入手する
Investing.comで、世界の金融市場の最新動向をチェックしましょう!
今すぐダウンロード

金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。 上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある場合は英語版が優先されます。

ログアウト
本当にログアウトしますか?
いいえあり
キャンセルあり
変更を保存