コンフィデンス Research Memo(5):好調な外部環境などを追い風に、2023年3月期も増収増益を見込む

Fisco

発行済 2022年06月03日 15:15

更新済 2022年06月03日 15:30

■今後の見通し

2023年3月期の連結業績についてコンフィデンス (TYO:7374)は、売上高を前期比17.5%増の5,200百万円、営業利益を同14.0%増の850百万円、経常利益を同14.9%増の848百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同10.3%増の585百万円と見込んでいる。
また、中長期的な成長を踏まえ、2023年3月期の財務目標として売上高成長率15~20%、売上高総利益率30%超、営業利益率15%超を前提とした事業計画を策定している。
主力のゲーム会社各社はコロナ禍でも堅調に推移していることから、中期成長戦略で掲げる「顧客当たり派遣人数の最大化」を引き続き推進することで、さらなる成長を目指す。


事業セグメント別見通しは以下のとおり。


(1) 人材事業
売上高は前期比16.6%増の5,070百万円を見込んでいる。
ゲーム会社各社の業績はコロナ禍でも堅調に推移しており、ゲーム開発に必要な人員を継続的に募集していることから、主力の人材派遣事業ではクリエイター配属数の拡大を進める。
また、人材紹介事業においても、ゲーム会社やIT・Web系のクライアントを中心に人材採用意欲が旺盛であることを背景に、紹介人数の拡大を図る。
受託業務事業においては、ゲーム会社からのデバッグ業務案件を中心に一定の需要が継続的に見込めるため、人材派遣事業のネットワークを利用したクロスセルを行うことで、案件数の維持を見込んでいる。

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(2) メディア事業
売上高は前期比68.5%増の130百万円を見込んでいる。
コロナ禍によって広告市場が鈍化している傾向にあるほか、グーグルの検索アルゴリズムアップデートの影響が見通しにくいことから、PV当たりの単価やPV数が安定的に推移するかどうか不透明な状況にあるとしている。
これらに対応するため、記事制作の質向上や漫画コンテンツの増産を目指すともに、メディア事業に関連する受託案件を増加させることで収益構造の転換を図る方針だ。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)


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