日経平均は大引け=続伸、米長期金利の低下が支援 半導体関連など高い

Reuters

発行済 2022年06月24日 15:51

[東京 24日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比320円72銭高の2万6491円97銭と、続伸して取引を終えた。寄り付きから午後にかけて徐々に上げ幅を拡大し、堅調な値動きが続いた。米長期金利の低下基調を受けて、値がさの半導体関連やグロース(成長)株の一角の物色が目立った。 日経平均は、前日の米株高の流れを引き継いで小高く寄り付いた後も、下値の堅い値動きとなった。大引けにかけて徐々に上値を伸ばし、一時347円91銭高の2万6519円16銭に上昇した。 時間外取引の米株先物が堅調となって投資家心理を支援し、このところ上値の重かった銘柄の買い戻しが強まった。 米長期金利の低下基調を支えに、半導体製造装置関連や高PER(株価収益率)の銘柄群が物色され指数の押し上げに寄与した。一方、石油・石炭製品は上値が重かった。ドル/円が前日より円高寄りになり、自動車などの輸出関連株はさえない銘柄が目立った。 市場では「米長期金利や原油価格の動向で物色の内容が決まる相場が続いており、きょうは半導体の日となった」(証券ジャパンの大谷正之投資情報部部長)との声が出ていた。