中国上海市、店内での飲食再開 外食産業に安堵感

Reuters

発行済 2022年06月29日 17:58

更新済 2022年06月30日 10:01

[上海 29日 ロイター] - 中国の上海市で29日、レストランの店内での飲食が再開された。新型コロナウイルス感染対策による2カ月間の閉鎖で大きな打撃を受けた外食産業に安堵感が広がっている。

タパスレストラン「ブラウンストーン」の共同経営者オリ・リウ氏は、29日から5つの店舗で店内で食事ができるようにすると述べた。

「店内の食事だと稼ぎがいい。これまでも持ち帰りやデリバリーはできたが、(デリバリープラットフォームに)手数料を支払わなければならないため儲からない」と話した。

上海の多くのレストランは新型コロナの感染者が増え始めた3月中旬に店内での飲食停止を余儀なくされた。ロックダウン(都市封鎖)中も一部はデリバリーを再開したが、閉鎖したままの店もあった。

営業再開が認められたものの、一部の店舗は当局から許可が下りておらず、客数は50%を上限とし、食事は90分以内に制限されている。