品川リフラ Research Memo(7):2023年3月期の経常利益は中期経営計画目標を1年前倒しで達成へ

Fisco

発行済 2022年06月30日 15:27

■品川リフラクトリーズ (TYO:5351)の中長期の成長戦略

1. 第5次中期経営計画の概要
2022年3月期から第5次中期経営計画が始まった。
数値目標として、2024年3月期の売上高を1,150億円、経常利益を115億円、ROSを10%とし過去最高の業績を目指す。
3ヶ年で、売上高は15.0%、経常利益が39.9%の増加とした。
初年度の2022年3月期は、コロナ禍の影響がやや残るなか、輸出を中心とした物流影響による販売計画の未達があり、本体の耐火物事業については今一つであった。
しかしながらスポットの工事案件とグループ会社の業績が良好で、全体では当初計画を上回った。
初年度の好調を受け、2年目の2023年3月期の経常利益を、中期経営計画の最終年度の目標値を1年前倒しで達成することに改めた。


中期経営計画の前提条件として、国内粗鋼生産が高炉の休止や製鉄所の閉鎖などで事業規模を縮小し内需が漸減して年9,000万トンにとどまるほか、為替レートを1米ドル当たり105円とした。
今後3年間の設備投資額は140億円と前中期経営計画の110億円を上回る。
これまで生産基盤を強化することで競争力を高めてきたが、今後も積極的な設備投資により国内市場でのシェア拡大を図る。


株主還元策としては、配当性向の基準を従来の20%から30%に引き上げた。
利益の増加と相まって、株主が恩恵を受ける配当政策となる。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)

アプリを入手する
Investing.comで、世界の金融市場の最新動向をチェックしましょう!
今すぐダウンロード

金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。 上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある場合は英語版が優先されます。

ログアウト
本当にログアウトしますか?
いいえあり
キャンセルあり
変更を保存