ロシア産石油の価格上限、報復なら原油380ドルも=JPモルガン

Reuters

発行済 2022年07月04日 19:43

[4日 ロイター] - JPモルガンは1日付のリポートで主要7カ国(G7)が検討しているロシア産石油の価格上限設定について、ロシアが報復措置として石油生産を日量500万バレル削減する「最も極端なシナリオ」では北海ブレントが1バレル=380ドルに急騰する可能性があるとの見方を示した。

G7首脳会議は、ウクライナに侵攻しているロシアの戦争資金を断つため、一定価格以上で売却されたロシア産石油の輸送禁止を検討することで合意した。

同社は「価格上限を1バレル=50─60ドルに設定すれば、ロシアの石油収入を減らす一方で引き続き石油の流通を確保するというG7の目的に適うだろう」と指摘。