(TYO:3349) コスモス薬品 14090 +830大幅続伸。
前日に22年5月期決算を発表、営業利益は298億円で前期比10.1%減となり、従来予想の332億円を下回った。
ただ、市場予想に対してはほぼインライン。
23年5月期は300億円で同0.7%増の見通しで、市場コンセンサスは15億円ほど下振れだが、会社計画は横ばいを示す傾向にあるため、特にネガティブ視されず。
業績懸念は強かっただけに、決算通過が目先のあく抜け感へとつながったようだ。
(TYO:2651) ローソン 4795 +215大幅続伸。
前日に第1四半期決算を発表。
営業利益は133億円で前年同期比25.1%増となり、コンセンサスを30億円近く上回る着地になった。
単体既存店の伸びなどは限定的ながらも、粗利益率の上昇やコスト低減などが大幅増益につながった。
上半期営業利益は同3.0%増見通しの水準にあり、上期を中心とした業績上振れへの期待が高まっているとみられる。
(TYO:6323) ローツェ 7850 -780大幅反落。
前日に第1四半期決算を発表、営業利益は50.3億円、前年同期比76.6%増益となっている。
半導体関連装置の受注及び販売が好調に推移し大幅増益決算となったが、上半期計画119億円、同77.6%増との比較では大きなサプライズは乏しく、前四半期比でも横ばいの水準にとどまっている。
大手半導体製造装置関連株のさえない動きが続くなか、好決算発表が出尽くし感にもつながる状況となっているようだ。
(TYO:6289) 技研製作所 2981 -184大幅反落。
前日に第3四半期決算を発表。
累計営業利益は31.7億円で前年同期比6.2%
増となったが、3-5月期は3.9億円で同52.6%の減益に転じている。
海外大型特殊機の販売ずれ込みがあったほか、研究開発費などが計上されたとの見方もあるもよう。
会社側では通期計画に対して想定線の推移としている。
上半期までの推移からの業績大幅上振れ期待などは後退する方向とみられる。
(TYO:4714) リソー教育 298 -26大幅反落で安値更新。
前日に第1四半期決算を発表、営業損益は3.5億円の赤字で前年同期比1.5億円の損益悪化となった。
据え置きの通期計画は36.1億円、前期比19.1%増であり、想定以上の伸び悩みとの見方が優勢のようだ。
新校開校、リニューアル、新事業への設備投資など先行投資負担に加え、人件費、採用広告費の増加、職域接種の費用計上などが利益減少要因となっているもよう。
(TYO:2462) ライク 2058 -232急落。
前日に22年5月期決算を発表。
営業利益は42.4億円で前期比17.4%増となり、従来予想の38億円を上回った。
ただ、第3四半期までの状況から上振れは想定線と捉えられた。
一方、23年5月期は43.5億円、同2.6%増の計画で、増益率鈍化見通しがネガティブに受け止められた。
なお、同時発表の中期計画では来期以降の増益率拡大を見込み、27年5月期営業利益として80億円などを掲げる。
(TYO:2305) スタジオアリス 2251 -127大幅反落。
前日に第1四半期決算を発表、営業利益は4.4億円で前年同期比55.4%減益、通期計画は66億円で前期比9.7%増であり、想定よりも低調なスタートと受けとめられている。
主力の写真事業の売上減少が響いたとみられる。
また、同時に発表した6月の月次売上高は前年同月比9.1%減と2カ月ぶりのマイナスに転じており、客数の伸び悩みが継続とも意識されている。
(TYO:4745) 東京個別 585 -31大幅反落。
前日に発表の第1四半期決算がネガティブ視された。
営業損益は8.3億円の赤字で前年同期比2億円の損益悪化に。
通期計画は26.3億円で前期比9.8%増と増益を想定しており、想定以上に低調なスタートと受けとめられた。
期中平均在籍生徒数は前年をやや上回る水準となったが、学年構成比の変化や新規入会者数の減少などにより売上高が減収となり、減価償却費や広告宣伝費の増加も重しとなったようだ。
(TYO:7607) 進和 2279 +76大幅続伸。
前日に第3四半期決算を発表。
累計営業利益は45.4億円で前年同期比60.9%
増となり、通期予想は従来の43億円から54億円にまで上方修正した。
主に日系自動車メーカー向けプロジェクトが順調に進捗した中国をはじめ、米国やインドネシアなど海外子会社の業績が好調に推移。
また、半導体・エレクトロニクスデバイスメーカー向けに超精密塗布装置の売上が伸長したことも業績上振れ要因となった。
(TYO:6658) シライ電子 385 +62急伸。
前日に23年3月期業績予想の上方修正を発表。
営業利益は従来予想の10億円から14億円、前期比10.1%減に引き上げ。
カーエレクトロニクスを中心に引き続き受注が堅調に推移しているほか、生産効率の向上による原価低減や管理可能個別固定費の圧縮なども奏効しているようだ。
早いタイミングでの上方修正がポジティブサプライズとなり、今後の一段の引き上げなども想定される状況になっている。
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