再送米国株式市場=続落、13日のCPI控え売り優勢

Reuters

発行済 2022年07月13日 05:41

更新済 2022年07月13日 07:27

(6段落目の余分な表記を削除しました)

[ニューヨーク 12日 ロイター] - 米国株式市場は続落。景気後退を巡る懸念が強まる中、13日に米消費者物価指数(CPI) の発表を控え、売りが優勢となった。

主要株価3指数は小幅なプラス圏とマイナス圏を行き来していたが終盤に下げが加速した。週内には米銀大手の決算発表も控えている。

ノースウェスタン・ミューチュアル・ウェルス・マネジメントのブレント・シュッテ最高投資責任者(CIO)は「(投資家は)CPIと決算を待っている。ここ数カ月ほぼ日常的に市場はインフレ懸念と景気後退懸念の間を行ったり来たりしている。『押し目買い』を入れるという声はあまり聞こえてこない」と語った。

この日は米国債市場で2・10年債利回りの逆転幅が少なくとも2010年3月以降で最大となり、景気後退懸念が強まった。

S&P総合500種の主要11セクターは全て下落。原油価格の下落を受けエネルギーの下落率が最大となった。

航空機大手ボーイングは7.4%上昇。6月に納入した航空機が51機と月間ベースで19年3月以来の高水準となった。

S&P1500航空指数は6.1%上昇。ボーイングのニュースに加え、エネルギー価格の下落に支援された。

衣料小売りギャップは5.0%安。最高経営責任者(CEO)の退任を発表したほか、コスト上昇により第2・四半期(5─7月)の利益率が引き続き圧迫されると警告した。

ソフトウエア会社サービスナウは、経済環境が逆風で為替も圧迫要因としたCEOの発言を受けて12.7%の大幅安となった。セールスフォース、マイクロソフトなど他のソフト会社も売られた。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.37対1の比率で上回った。ナスダックでも1.19対1で値下がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は98億6000万株。直近20営業日の平均は127億9000万株だった。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 30981.33 -192.51 -0.62 31113.31 31346.1 30860.51

0

前営業日終値 31173.84

ナスダック総合 11264.73 -107.87 -0.95 11420.89 11483.1 11207.08

7

前営業日終値 11372.60

S&P総合500種 3818.80 -35.63 -0.92 3851.95 3873.41 3802.36

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前営業日終値 3854.43

ダウ輸送株20種 13171.95 -73.79 -0.56

ダウ公共株15種 960.72 -6.23 -0.64

フィラデルフィア半導体 2558.17 +4.49 +0.18

VIX指数 27.29 +1.12 +4.28

S&P一般消費財 1109.08 -8.15 -0.73

S&P素材 457.16 -0.97 -0.21

S&P工業 736.16 -2.38 -0.32

S&P主要消費財 753.79 -2.35 -0.31

S&P金融 525.77 -3.44 -0.65

S&P不動産 256.53 -1.51 -0.59

S&Pエネルギー 525.18 -10.89 -2.03

S&Pヘルスケア 1500.82 -20.19 -1.33

S&P通信サービス 190.08 -0.92 -0.48

S&P情報技術 2261.05 -30.64 -1.34

S&P公益事業 355.25 -1.83 -0.51