日経平均は反発、米6月CPI控えるなか26500円手前で上値重く

Fisco

発行済 2022年07月13日 15:45

更新済 2022年07月13日 16:00

日経平均は反発。
12日の米株式市場でダウ平均は192ドル安と3日続落。
新型コロナ感染拡大を受けた中国上海市の都市封鎖入りや消費者物価指数(CPI)の発表を控えた警戒感から売りが優勢。
飲料メーカーのペプシコなどの好決算を受けて一時上昇に転じたが、引けにかけてはCPIの悪化を示す偽造のリーク報道を材料に売りが加速した。
ナスダック総合指数は-0.94%と続落。
一方、ナスダック100先物が堅調に推移していたことで、前日に大きく下落していた日経平均は67.13円高からスタート。
朝方は買い戻しが先行し、一時26500円を回復。
ただ、今晩に控える米6月CPIの発表を前に上値は重く、その後は戻り待ちの売りから失速。
後場はやや持ち直したが26500円を超えることができずに終えた。


 大引けの日経平均は前日比142.11円高の26478.77円となった。
東証プライム市場の売買高は8億9356万株、売買代金は2兆0665億円だった。
セクターでは電気・ガス、空運、パルプ・紙が上昇率上位となった一方、鉱業、水産・農林、保険が下落率上位となった。
東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の66%、対して値下がり銘柄は29%
となった。


 個別では、ソフトバンクG (TYO:9984)、東エレク (TYO:8035)、キーエンス (TYO:6861)、リクルートHD (TYO:6098)、信越化学 (TYO:4063)など前日に大きく下落した主力株が反発。
IHI (TYO:7013)、三菱重工 (TYO:7011)の防衛関連は大きく上昇。
日本国内で新型コロナ感染が再拡大しているものの行動制限の再実施には至っていないこともあり、JAL (TYO:9201)やエアトリ (TYO:6191)など旅行関連株の一角が堅調。
ホンダ (TYO:7267)は証券会社の目標株価引き上げで大幅高。

第1四半期好決算及び業績予想の上方修正を発表した竹内製作所 (TYO:6432)、パルグル−プHD (TYO:2726)はそれぞれ急伸。
第1四半期が好決算だった東宝 (TYO:9602)や、今期見通しが好感された三協立山 (TYO:5932)、三光合成 (TYO:7888)も大幅に上昇。
米航空機メーカーのボーイングが6月の納入機数が2019年3月来の高水準になったと発表したことで、ジャムコ (TYO:7408)が急伸。


 一方、レーザーテック (TYO:6920)、ソニーG (TYO:6758)がハイテクの中では逆行安。
東京海上HD (TYO:8766)は米長期金利の低下を背景に大きく下落。
KDDI (TYO:9433)や武田薬 (TYO:4502)などディフェンシブも総じて冴えない。
原油先物価格の下落を背景にINPEX (TYO:1605)などは売り優勢。
日揮HD (TYO:1963)、住友鉱山 (TYO:5713)などその他資源関連も軟調で、大阪チタニウム (TYO:5726)は大幅安。
米CPIを前にベイカレント (TYO:6532)、MonotaRO (TYO:3064)、SREHD (TYO:2980)
などグロース(成長)株の一角が下落。
上半期業績予想を引き上げたAGC (TYO:5201)は買い先行も失速してマイナスに転じた。


アプリを入手する
Investing.comで、世界の金融市場の最新動向をチェックしましょう!
今すぐダウンロード

金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。 上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある場合は英語版が優先されます。

ログアウト
本当にログアウトしますか?
いいえあり
キャンセルあり
変更を保存