ISS、テスラ取締役2人の再任反対を推奨 自社株担保巡り懸念

Reuters

発行済 2022年07月19日 19:54

[サンフランシスコ 18日 ロイター] - 米議決権行使助言会社インスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ(ISS)は18日、米電気自動車大手テスラの取締役2人の再任案への反対を推奨した。

ISSが再任反対を推奨した取締役はテスラの指名・コーポレートガバナンス委員会のメンバーであるアイラ・エーレンプレイス氏とキャスリーン・ウィルソン・トンプソン氏。

ISSが推奨理由の一つに挙げたのは「特定の取締役が相当量の自社株を担保として差し入れていることを鑑みた取締役会のリスク監督」に関する懸念。

取締役や執行役員による自社株の担保差し入れは、社外の株主の投資にリスクとなり得ると指摘し、当該取締役、執行役員がマージンコール(追加担保の差し入れ)に直面し自社株の売却を余儀なくされる可能性があると説明した。