独首相、ガスタービンに問題なし ロシア望めば「いつでも輸送可能」

Reuters

発行済 2022年08月03日 23:06

更新済 2022年08月04日 04:36

[ミュールハイム・アン・デア・ルール(ドイツ) 3日 ロイター] - ドイツのショルツ首相は3日、カナダで修理を受けていた天然ガスパイプライン「ノルドストリーム1」のタービンについて、ロシアが受け取りを遅延させる理由はないと述べた。

同タービンを巡っては、カナダで修理を受けた後、ドイツに戻されたものの、書類の不備などで、ロシアには返却されていない。ロシアはタービンの返却の遅れを理由にガス供給を削減しており、争点となっている。

タービンは独シーメンス・エナジーが製造。ショルツ首相はミュールハイム・アン・デア・ルールにあるシーメンスの施設を訪れ、「タービンに支障なはい」とし、そのことを世界に示すためにシーメンスの施設を訪問したと記者団に説明。「極めて明快だ。タービンはここにある」とし、ロシアが受け取りに応じれば「いつでも輸送できる」と述べた。