ピーバンドットコム---1Q減収なるも、Eコマース事業・EMS事業の拡大・強化を主軸に新たな事業創出に注力

Fisco

発行済 2022年08月15日 14:22

ピーバンドットコム (TYO:3559)は12日、2023年3月期第1四半期(22年4月-6月)決算を発表した。
売上高が前年同期比4.1%減の4.41億円、営業利益が同34.6%減の0.31億円、経常利益が同38.2%減の0.30億円、四半期純利益が同38.5%減の0.20億円となった。


当事業年度から2030年度に渡る「長期ビジョンに基づく中期経営計画」をスタートさせた。
当期から3ヶ年の第1次中期計画では「飛躍に向けての基盤整備」をテーマに、既存のEコマース事業、EMS事業の拡大・強化を主軸に新たな事業創出を図る事業戦略で、当第1四半期においてもその取り組みを実行してきた。


主力事業のプリント基板Eコマース「P板.com」事業では、主力の基板製造サービスが伸長したが、部品実装サービスの部材不足により顧客一人当たり単価は減少した。
売上規模拡大の施策においては、中堅・大手企業顧客層への訴求強化として、「仕組み(知的資本)×人間(人的資本)」のハイブリッドによる拡販戦略を開始した。
営業ノウハウを持つ外部人材を招聘し、部署を横断した営業プロジェクトを立ち上げ、顧客ニーズの深掘りと分析によるクロスセルでの売上増加を推し進めた。
しかし、世界的な半導体等一部電子部品不足による供給網の混乱によって、多くの国内電機電子機器メーカでは生産計画に遅れが生じており、EMS事業の受注計画にも影響し、総体的には売上高が縮小する結果となった。
なお、電子部品不足と供給網の混乱については、下半期にかけて徐々に正常化に向かうと期待されている。


新規事業を創出する取り組みとしては、次世代の優れた技術を持つハードウェアスタートアップ企業との協同による、ワイヤレス給電導入サービス、触覚センサ導入サービスをリリースした。
有望ハードウェアスタートアップ企業を支援する投資ファンドへ参画したことをきっかけに、革新技術を生み出す企業との価値創造の機会が増加した。


潜在顧客開拓の活動は、検索エンジンへのインターネット広告による新規ユーザー獲得が中心だが、技術者向けのオンラインセミナーのラインナップ刷新を続け、新規ユーザー登録の誘導を図った。
その結果、累計ユーザー登録数は前期末66,238名から、67,158名(前期末比1.4%増)となった。


2023年3月期通期の業績予想については、売上高が前期比10.3%増の21.31億円、営業利益が同2.2%増の2.02億円、経常利益が同3.0%増の2.05億円、当期純利益が同3.6%増の1.42億円とする期初計画を据え置いている。




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