米、ICBM発射実験実施 「核抑止力の有効性確認」

Reuters

発行済 2022年08月17日 00:24

更新済 2022年08月17日 09:55

[ワシントン 16日 ロイター] - 米軍は16日、台湾周辺で軍事演習を実施した中国との緊張の高まりを回避するために延期していた大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ミニットマン3」の定期発射実験を実施したと発表した。

ミニットマン3はカリフォルニア州のバンデンバーグ宇宙空軍基地から発射され、約6760キロ飛行。米軍は声明で、今回の実験は「米軍の核戦力の準備態勢」を示すもので、米国の核抑止力の有効性が確認されたと表明した。

米軍はこうした実験はこれまでに約300回実施されているとし、今回の発射実験は特定の世界的な事象に対応したものではないとしている。