マレーシア電力会社テナガ、ネットゼロ移行へ年間45億ドル投資へ

Reuters

発行済 2022年08月17日 18:49

[17日 ロイター] - マレーシアの電力会社テナガ・ナショナルは17日、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロ(ネットゼロ)を達成するため、今後28年間に年約200億リンギ(44億8000万ドル)の設備投資を目指すと発表した。

バハリン・ディン社長兼最最高経営責任者(CEO)は声明で、この投資が「利払い・税引き前利益(EBIT)を2倍以上にする機会を開く」と述べた。

政府系ファンドのカザナ・ナショナルを筆頭株主とするテナガは、マレーシアのクリーンエネルギー市場でシェア拡大を目指す。同市場は50年までに650億─800億リンギ規模に達すると予想されている。