米国株式市場=上昇、エネルギーなど主導 FRB議長講演に注目

Reuters

発行済 2022年08月25日 05:34

更新済 2022年08月25日 06:36

[24日 ロイター] - 米国株式市場は上昇して取引を終えた。エネルギー株や税務・会計ソフトのインテュイットが上昇し、相場を押し上げた。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が26日に経済シンポジウム(ジャクソンホール会合)で行う講演が注目されている。

インテュイットは2023年度の売上高見通しを好感して4%近く上昇。ハイテク株中心のナスダック総合を押し上げた。

顧客管理ソフト大手セールスフォースは四半期決算を受けて引け後の時間外取引で5.5%下落。通常取引は2.3%高で終えていた。

S&P総合500種の全11セクターが上昇し、エネルギーや不動産が上げを主導した。

FRBの積極的な引き締めスタンスや欧州のエネルギー危機、中国経済減速の兆しなどを巡る懸念から、S&P500は前日まで3日続落していた。

投資家の関心は25日から開かれるジャクソンホール会合に集まる。パウエルFRB議長は26日の講演で、今後の利上げのペースや経済のソフトランディング(軟着陸)の可能性などについて手掛かりを示す可能性がある。

グローバルト・インベストメンツのシニアポートフォリオマネジャー、トム・マーティン氏は「市場はインフレとFRBの金利見通しという最も重要な問題について情報を得ようと待っている」と語った。

フィットネス機器のペロトン・インタラクティブは20%超上昇。売れ筋エクササイズバイクをアマゾン・ドット・コムの米国向けサイトで販売すると発表した。

百貨店のノードストロームは約20%急落。通期の売上高・利益見通し引き下げを嫌気した。

S&P500構成銘柄では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.5対1の比率で上回った。

米取引所の合算出来高は89億株。直近20営業日の平均は109億株だった。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 32969.23 +59.64 +0.18 32899.01 33095.50 32828.56

前営業日終値 32909.59

ナスダック総合 12431.53 +50.23 +0.41 12375.15 12504.33 12350.16

前営業日終値 12381.30

S&P総合500種 4140.77 +12.04 +0.29 4126.55 4156.56 4119.97

前営業日終値 4128.73

ダウ輸送株20種 14703.11 +68.90 +0.47

ダウ公共株15種 1037.73 +3.56 +0.34

フィラデルフィア半導体 2866.18 +1.87 +0.07

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VIX指数 22.82 -1.29 -5.35

S&P一般消費財 1288.69 +4.78 +0.37

S&P素材 495.49 +1.21 +0.25

S&P工業 822.33 +2.67 +0.33

S&P主要消費財 788.21 +1.88 +0.24

S&P金融 568.16 +2.94 +0.52

S&P不動産 271.53 +1.92 +0.71

S&Pエネルギー 631.38 +7.48 +1.20

S&Pヘルスケア 1506.51 +1.77 +0.12

S&P通信サービス 190.96 +0.72 +0.38

S&P情報技術 2512.16 +1.00 +0.04

S&P公益事業 386.89 +1.35 +0.35