三井物と三菱商、サハリン2新会社参画へ ロシアの承認が焦点に

Reuters

発行済 2022年08月25日 10:33

更新済 2022年08月25日 12:37

[東京 25日 ロイター] - 三井物産と三菱商事は、ロシア極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」の新会社に参画することをそれぞれ決めた。9月4日の期限までに申請する見通しで、同意書の提出後3日以内にロシア政府が承認するかどうかを判断する。

三菱商事は25日午前、新会社の株式を引き受けるため、同意書を提出することを決議した。三井物産も、新会社に参画して権益を維持することを決めたことを明らかにした。両社の広報担当者がそれぞれロイターの取材に答えた。

ロシア側が承認するどうかは未知数で、承認したとしても新たな株主間協定書の交渉など協議は続く見通し。サハリン2は日本の液化天然ガス(LNG)輸入量の約9%を占め、政府は引き続き両社への支援が求められる。