米PIMCO、第2四半期にロシア国債購入 CDS取引でヘッジ

Reuters

発行済 2022年08月30日 14:53

[ニューヨーク 30日 ロイター] - 米債券運用大手PIMCOの投資ファンドが第2・四半期にロシアのドル建て国債を購入し、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)取引によってポジションをヘッジしたことが、同ファンドの資料に基づくロイターの算出で明らかになった。

CDSは発行体の債務不履行(デフォルト)に対する保険のような性質を持つデリバティブ(金融派生商品)で、ロシア債投資家筋によると、ロシア国債のCDSでプロテクションを多く売っていたPIMCOはデフォルト発生の影響を和らげる取引を行ったとみられる。ロシアの外貨建て国債は6月末にデフォルトとなった。