GMOペパボ Research Memo(9):コスト削減等により2022年12月期下期以降は収益回復に転じる見通し

Fisco

発行済 2022年09月01日 15:19

更新済 2022年09月01日 15:30

■今後の見通し

1. 2022年12月期の業績見通し
GMOペパボ (TYO:3633)の2022年12月期の連結業績は、売上高で11,482百万円、営業利益で1,143百万円、経常利益で1,156百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で785百万円を見込んでいる。
旧会計基準で換算した場合は、売上高で同15.1%増の13,674百万円、営業利益は同27.7%増の1,135百万円と2ケタ増収増益見込みとなっている。
新会計基準の第2四半期までの進捗率は売上高で44.5%、営業利益で21.7%と低水準にとどまっているが、下期はホスティング事業や金融支援事業の収益拡大が続く見込みであること、並びに「SUZURI」のプロモーションコスト1.8億円が無くなること、人員の採用並びに経費の抑制により本社費用の削減に取り組むことで計画達成を目指していく考えだ。


期初計画ではEC関連サービス(EC支援事業及びハンドメイド事業)の成長率目標を、流通額ベースで11%超としていたが既述のとおり第2四半期までは伸び悩む状況が続いている。
これら事業においては今後、流通額拡大に向けた施策に取り組むことで成長軌道に戻していく方針となっている。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


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