東芝、特定ステークホルダーのバイアス持たずあらゆる選択肢検討=取締役会議長

Reuters

発行済 2022年09月15日 17:13

更新済 2022年09月15日 19:55

[東京 15日 ロイター] - 東芝の渡辺章博取締役会議長は15日、株主に対し、現在進めている株式非上場化を含む経営再建案の検討状況について、企業価値最大化に向けて「取締役会と経営陣は特定のステークホルダー(利害関係者)のバイアスを持たず、あらゆる選択肢を検討している」などとする声明を公表した。

渡辺氏は取締役会議長就任後、これまで公の場で声明を出したことはなかった。議長として自ら株主にメッセージを送ることで、多様性や公平性を欠くと批判された取締役会に対する懸念を払拭し、理解を求めた形だ。