スカラ Research Memo(6):EC事業が好調を維持するも、先行費用の増加や一時費用の計上により営業損失に

Fisco

発行済 2022年09月16日 15:06

■業績動向

1. 2022年6月期の業績概要
スカラ (TYO:4845)の2022年6月期の連結業績(継続事業ベース)は、売上収益で前期比15.0%増の10,015百万円、営業損失で393百万円(前期は413百万円の利益)、税引前損失で411百万円(同381百万円の利益)、親会社の所有者に帰属する当期損失で523百万円(同3,065百万円の利益)となった。


売上収益については、おおむね会社計画どおりに推移し、増収となった。
EC事業が好調に推移したことに加え、2022年2月に子会社化したエッグの寄与等によりIT/AI/IoT/DX事業が増収となったこと、また、同年4月より日本ペット少額短期保険を子会社化したことで保険事業が新たに加わったことなどにより、カスタマーサポート事業の減収をカバーした。


一方、営業利益はEC事業や人材・教育事業が増益となったものの、IT/AI/IoT/DX事業や投資・インキュベーション事業で先行費用やM&A関連費用が増加したこと、(株)コネクトエージェンシー及び(株)フォーハンズの事業計画を見直したこと等によりのれんの減損損失424百万円※を計上したこと、投資事業有価証券に係る損益68百万円を計上したことなどが減益要因となった。
なお、減損損失や投資事業有価証券に係る損益、M&A関連費用等の一過性の費用を除いたNon-GAAP指標での営業利益は、前期比78.9%減の99百万円と黒字を確保している。


※減損損失のうち、のれん減損分はコネクトエージェンシーで252百万円、フォーハンズで105百万円。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


アプリを入手する
Investing.comで、世界の金融市場の最新動向をチェックしましょう!
今すぐダウンロード

金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。 上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある場合は英語版が優先されます。

ログアウト
本当にログアウトしますか?
いいえあり
キャンセルあり
変更を保存