日経平均は大幅続落、米株安受け全面安 いいところなく下値模索に

Reuters

発行済 2022年09月26日 16:03

[東京 26日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は大幅続落。前営業日比722円28銭安の2万6431円55銭で大引けた。前週末の米国株式市場の下げを嫌気して売り優勢となり、全面安商状。まったくいいところがなく、下値を模索する動きとなって、日経平均は7月19日以来の終値での2万7000円割れとなり、テクニカル的には底抜けと印象付ける動きとなった。

23日の米国株式市場は大幅安。米連邦準備理事会(FRB)のタカ派的な金利政策が米経済を後退させるとの懸念が強く、その流れが連休明けの東京株式市場にも波及する格好となった。

需給面では上半期末の接近から、配当取りに絡んだ買いが期待されているものの、それをきっかけに下げ止まる気配は感じられない。市場では「世界的に下げ相場が一段と顕著になってきたのは、グローバル景気のハードランディングを読み始めたため」(岡地証券・投資情報室長の森裕恭氏)との声が聞かれるなど、需給の好材料をかき消すほど、世界的な景気悪化に対する懸念が大きいようだ。