ノルドストリーム損傷、背後に「国家テロ」=ロシア大統領報道官

Reuters

発行済 2022年09月30日 01:06

[モスクワ/ブリュッセル 29日 ロイター] - ロシアと欧州を結ぶ天然ガスの海底パイプライン「ノルドストリーム」2本が損傷し、ガス漏れが発生した問題で、ロシア大統領府のペスコフ報道官は29日、背後に国家による「テロ行為」がある可能性があるとの見解を示した。

ペスコフ報道官は「このようなテロ行為が国家の関与なしに起こるとはきわめて考えにくい」とし、「国家レベルのテロ行為のように見える」と述べた。

また、ザハロワ外務省報道官は記者会見で、ノルドストリームが永久に使用できなくなれば米国は液化天然ガス(LNG)の販売を拡大することができると述べ、パイプラインの損傷により米国が利益を得る立場にあるとの見解を示した。