ポーランド初の原発、米ウエスチングハウスが建設へ

Reuters

発行済 2022年10月29日 15:09

[ワルシャワ 28日 ロイター] - ポーランドのモラウィエツキ首相は28日、同国初の原子力発電所を米原子力大手ウエスチングハウスが建設すると発表した。

ポーランドは炭素排出量の削減と石炭依存度の低減を目的に原発建設計画を進めており、出力6-9ギガワットの原子力発電設備の整備に向けたパートナーを探していた。2022年末までに最初の3基の原子炉の種類を選定し、33年の稼働開始を目指していた。同プロジェクトでは、パートナーから最大49%の資本調達を計画していた。

モラウィエツキ首相は同日、「われわれの原子力発電計画では、信頼できる安全なウエスチングハウスの技術を採用することにした」とツイートした。

ウエスチングハウスは、韓国水力原子力発電と受注を争っていた。ポーランド政府は、仏企業とも同計画について協議していた。