マスク氏、ツイッターCEOに就任 取締役全員解任

Reuters

発行済 2022年11月01日 07:03

更新済 2022年11月02日 13:00

[31日 ロイター] - 米実業家イーロン・マスク氏は31日に提出した書類の中で、ツイッターの最高経営責任者(CEO)に就任することを明らかにした。

マスク氏は27日、ツイッターを440億ドルで買収。パラグ・アグラワル最高経営責任者(CEO)など上層部を直ちに解雇した。

これに先立ち、自らのアカウントのプロフィルを「Chief Twit」に変更していた。

ツイッターは31日、マスク氏がいつまでCEOを務めるかや、他の人物を起用するかどうかについてコメントを控えた。

マスク氏はまた、唯一の取締役になったことも別の提出書類で明らかにした。買収完了前に取締役だったブレット・テイラー氏やアグラワル氏、オミッド・コーデスタニ氏ら9人の名前を挙げ、もはや取締役ではないとした。

その後、取締役会の解散は「あくまで一時的なもの」とツイートしたが、詳細には言及しなかった。

30日の投稿ではツイッター最大の問題点を問われ、コーディング担当の人員1人に対し管理職が10人いるように思えると回答していた。

一方、同社の「コアテクノロジー」部門の幹部、ニック・コールドウェル氏はツイッターのプロフィール欄で同社を退社したことを示唆した。

マスク氏はツイッターについて、製品変更やスパムアカウントの削除が遅いと批判していたが、関係筋によると、一部の従業員と会議を開き、ツイッターのソフトウエアコードの調査などに着手した。