スパークス・グループ---2Qは2ケタ経常増益、重要指標である基礎収益は順調に推移

Fisco

発行済 2022年11月01日 16:05

更新済 2022年11月01日 16:15

スパークス・グループ (TYO:8739)は10月31日、2023年3月期第2四半期(22年4月-9月)連結決算を発表した。
営業収益が前年同期比1.1%減の67.10億円、営業利益が同5.6%減の29.07億円、経常利益が同16.0%増の34.50億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同1.5%増の22.75億円となった。


当第2四半期末運用資産残高は、14,898億円と前期末比4.3%減となったが、未来創生3号ファンドの追加設定等により、当第2四半期における残高報酬は前年同期比5.7%増の65.01億円となった。
また、成功報酬は、同82.0%減の0.91億円となり、営業収益は減収となった。
営業費用及び一般管理費に関しては、同2.7%増の38.03億円となった。
これは、主にボーナス等の引当て及びオフィス関連費用が減少した一方で、専門家報酬及び旅費交通費が増加したことによる。
この結果、営業利益は減益となったが、経常利益は投資事業組合運用益及び為替差益の計上等により、増益となった。
また、親会社株主に帰属する四半期純利益も増益となった。
なお、事業の持続的かつ安定的な基盤となる収益力を示す指標である基礎収益は同5.3%増の32.21億円となった。


2023年3月期の連結業績予想については、同社グループの主たる事業である投信投資顧問業は、業績が経済情勢や相場環境によって大きな影響を受ける状況にあるため、将来の業績予想は難しいと認識している。
なお、同社グループの重要な経営指標の一つである運用資産残高は、原則として毎月月初5営業日以内に、前月末速報値を別途開示している。


また、同日に自己株式取得の決議を行っており、総額3億円、株数にして20万株を上限とする自社株買いを行うことを発表している。


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