SUBARU、通期営業益3.3倍に上方修正 円安や値上げ奏功

Reuters

発行済 2022年11月02日 13:22

更新済 2022年11月02日 16:37

[東京 2日 ロイター] - SUBARUは2日、2023年3月期の連結業績予想(国際会計基準)を上方修正した。営業利益は前年比3.3倍の3000億円と従来から1000億円増える。資材高騰の影響を値上げなどで一部補うほか、円安が寄与する。修正後の数値は市場予想(IBESによるアナリスト21人の予想平均値:2809億円)を上回る。

前提となる為替レートは1ドル=133円(従来は120円)、1ユーロ=136円(同130円)と円安方向に見直した。為替の影響は従来予想に対して1504億円の営業増益要因となる。

中村知美社長は、足元の円安水準に比べ修正後のレートが保守的との見方に対し「あまりに急激に円安へ振れており、ある程度の戻しがある」と想定したと説明した。