仏ルノーと中国の吉利、エンジン供給の新会社設立へ

Reuters

発行済 2022年11月08日 15:22

更新済 2022年11月08日 16:18

[北京 8日 ロイター] - 仏ルノーと中国・浙江吉利控股集団(吉利集団)の乗用車大手、吉利汽車は8日、ガソリンエンジンとハイブリッド車(HV)のシステムを供給する新会社の設立で大筋合意したと発表した。新会社には両社が折半出資する。2023年の正式合意を目指す。

新会社は17の工場と3つの研究開発拠点を構え、従業員1万9000人を雇用する予定で、年間約500万基のエンジンとハイブリッドシステムの供給能力を保有する。供給先は、ルノーと吉利汽車、吉利集団傘下のスウェーデン乗用車大手ボルボ・カーのほか、ルノーと連合を組む日産自動車と三菱自動車に供給することも期待している。将来的には他社にも供給したい考え。

関係者によると、新会社の本拠地は英国ロンドンに置き、今回の両社の大筋合意には法的拘束力はない。