C&R社 Research Memo(13):長期目標として売上高1,000億円、営業利益100億円を目指す

Fisco

発行済 2022年11月09日 17:33

更新済 2022年11月09日 17:46

■中長期の成長戦略

2. 長期目標
クリーク・アンド・リバー社 (TYO:4763)は、長期的な業績目標として売上高1,000億円、営業利益100億円を掲げている。
営業利益率はプロフェッショナル知財エージェンシーへの取り組みを推進していくことで、10.0%まで引き上げていくことを目指している。
現在、プロフェッショナル分野として8領域18分野に事業展開しているが、長期目標としては8領域50分野まで領域を広げていく考えだ。
エンジニア領域についてはまだ進出していないが、2023年2月期中には足がかりを作りたい考えで、M&A戦略も選択肢として考えている。


また、プロフェッショナル人材ネットワークは現在の34.5万人から150万人に、顧客数は4.5万社から15万社に拡大することを目標としている。
将来的にはプロフェッショナル人材のグローバルネットワーク構想を描いており、そのプラットフォームとなる「C&R Creative Studios メタバース」のプロトタイプを2022年内にオープンする予定となっている。
当面は、国内でのバーチャルイベントの開催や作品展示、クライアントやクリエイターのプレゼンテーションの場等として活用していく予定だ。
C&R Creative Studiosは日本最大規模の所属クリエイター(1,554名)と年間制作実績(6,000案件)を誇っており、今後もこうした強固な基盤を強みとして着実に成長を続けていくことは可能と見られる。
将来的に海外のプロフェッショナル人材をネットワーク化することができれば、成長ペースも一段と加速していくものと予想される。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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