Reuters
発行済 2015年05月12日 15:19
東京株式市場・大引け=小幅続伸、円安支えに切り返す
[東京 12日 ロイター] - 日経平均 .N225 終値 19624.84 +3.93 寄り付き 19608.23 安値/高値 19467.65─19626.75
TOPIX .TOPX 終値 1602.27 +3.94 寄り付き 1600.02 安値/高値 1587.27─1602.27
東証出来高(万株) 273127 東証売買代金(億円) 27512.5
東京株式市場で日経平均は小幅に続伸した。米株安や前日の大幅高の反動などから朝方は 売りが先行。日経平均は節目の1万9500円を下回る場面があったが、1ドル120円 台前半と円安水準で推移した為替が支援材料となり、押し目買いが広がった。日銀による 上場投資信託(ETF)買いへの期待感も下支えした。
ギリシャ債務問題や中国の景気鈍化をめぐる懸念、世界的な金利上昇など外部要因の 不透明感なども重しとなり、日中は軟調な展開だったが、引けにかけて切り返した。国内 企業決算に対しては、おおむね慎重との見方がある中で、前日比7%高となったスズキには「さらなる上振れ余地があるとの期待感も出ている」(中堅証券)との指摘も 聞かれ、個別株物色の傾向が強まった。
もっとも、市場では先行きに対して慎重な見方も出ている。ちばぎんアセットマネジ メント調査部長の奥村義弘氏は「欧州株が引き続き調整局面にあり、日本株の押し上げに 寄与していた欧州マネーの変調が気掛かり。原油価格や欧米金利など海外市場の動向を警 戒する必要があり、下振れリスクが払しょくされない」として、日経平均は1万8500 円程度まで下げる可能性があるとみていた。
個別銘柄では、HOYA 7741.T が後場に入り上げ幅を拡大。12日、発行済み株式 総数の2.36%に相当する1000万株、取得総額450億円を上限とする自己株式取 得を決議したと発表し、材料視された。 取得期間は、5月13日から9月30日まで。 取得予定の自己株式は、株主還元を目的に消却する予定。
半面、石油資源開発 1662.T が一段安。12日に発表した2016年3月期の連結 営業利益予想が前期比71.6%減の91億2000万円となり、大幅減益見通しを嫌気 した売りに押された。
東証1部騰落数は、値上がり1017銘柄に対し、値下がりが731銘柄、変わらず が134銘柄だった。
(杉山容俊)
が書いた: Reuters
金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある場合は英語版が優先されます。