欧州でロシア産ディーゼル燃料買いだめの動き、来年2月の禁輸控え

Reuters

発行済 2022年11月21日 12:49

[ロンドン 21日 ロイター] - 欧州連合(EU)で来年2月にロシア産ディーゼル燃料の禁輸措置が発効するのを前に、域内の取引業者は貯蔵施設を満杯にするためにロシア産の買い付けを急いでいる。代替調達先の確保が難航していることが背景にある。

EUは今年12月にロシア産原油の輸入を禁止するのに続き、2月5日からは石油製品の禁輸を実施する。

調査会社ボルテクサのアナリストによると、アムステルダム・ロッテルダム・アントワープ(ARA)の貯蔵ハブ向けにロシアの港で積み出されたディーゼル燃料は11月1─12日に日量21万5000バレルと、10月から126%急増した。