米ブロックファイ、初審問でFTXとの違い強調 早期返金目指す

Reuters

発行済 2022年11月30日 09:23

[29日 ロイター] - 米暗号資産(仮想通貨)レンディングのブロックファイは29日に米連邦破産裁判所で行われた初の法廷審問で、先に破綻した暗号資産交換業大手FTXとの違いを強調し、可能な限り早期に顧客への返金を目指す意向を表明した。

ブロックファイは28日、ニュージャージー州の裁判所に連邦破産法11条の適用を申請。FTX破綻による影響が波及した格好となった。

ブロックファイの弁護士、ジョシュア・サスバーグ氏は審問で、同社とFTXの複雑に絡んだ財務関係を説明しながらも、FTXを悩ませている無数の問題がブロックファイにはないことを強調。FTXと距離を置く姿勢を鮮明にした。

FTXの破産申請では資金の消失や企業統制の完全な失敗が明らかになったが、ブロックファイは分別のある一貫したリーダーシップを持ち、適切な専門家を起用し、適切な手続きを導入していたと説明した。