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エヴィクサー Research Memo(8):映画・エンターテイメント及びペンライトで好調な推移を見込む

発行済 2022-11-30 16:48
更新済 2022-11-30 17:00
© Reuters.
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■今後の見通し

● 2022年12月期業績の見通し
エヴィクサー (TYO:4257)の2022年12月期の業績は、売上高が前期比96.3~112.0%増の250~270百万円、営業損失が35~9百万円、(前期は93百万円の損失)、経常損失が29~3百万円(同122百万円の損失)、当期純損失が29~3百万円(同107百万円の損失)を見込んでいる。
2022年12月期中間期に、特許及び商標の国際展開に関する各国における許可査定や当局対応に伴う関連費用が想定以上に集中的に発生したことに加え、積極的な投資を行ったことを踏まえ、2022年7月に業績予想を下方修正した。


主な事業戦略としては、国内での「HELLO! MOVIE」方式及びそのサービス展開のさらなる拡大と深耕を図るとともに、同方式の国際展開への足掛かりとなる活動を行う。
また、Withコロナの環境下において、オンライン上またはハイブリッド型の活用シーンにおける新たなニーズに対応すべく、2021年12月期に進出したスポーツ観戦等でのペンライト等のライティング・グッズの開発・販売といった新たな用途や分野への売上拡大に注力する。


ポートフォリオ別の見通しとしては、SDGsトレンドやWithコロナの幅広いニーズを背景に、主力の映画・エンターテイメント及びペンライトで好調な推移を見込んでいる。
WebAPIについては、既述のとおり2022年12月期下期からの貢献が期待される。
一方、IoT/M2M、TV視聴測定、副音声は前期比横ばいとなる見通しだ。


引き続きコロナ禍による外部環境の影響を一定程度受けているものの、映画を中心としたエンターテイメント関連が復調傾向で順調に推移するとともに、収益型ペンライト・グッズ開発による用途追求やWebブラウザ対応等、Withコロナの環境下に対応した取り組みが奏功しつつあり、一部売上構成の変更やアップサイド要因の見直しはあったものの、売上高及び売上総利益は全体として堅調に推移している。
以上のことから、中期的に黒字転換する可能性が高いと弊社では見ている。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)

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