FTX創業者、詐欺疑惑を否定 経営破綻後初の公の場

Reuters

発行済 2022年12月01日 12:11

[ニューヨーク 30日 ロイター] - 経営破綻した暗号資産(仮想通貨)交換業者FTXの創業者、サム・バンクマンフリード氏は破綻後初めて公の場に姿を見せ、詐欺を働いたとの指摘を否定した。

同氏は30日に開かれた米ニューヨーク・タイムズ紙主催のイベントにオンラインで登壇し、FTXの顧客資金を自身の暗号資産投資会社「アラメダ・リサーチ」に流用した疑惑について、意図的に資金を混在させた事実はないと強調。FTXに銀行口座がないために一部顧客はアラメダに送金し、FTXへの入金として処理されたため、食い違いが生じたと説明した。

「詐欺は試みようとしたことすらない」とインタビューで語り、個人としての刑事責任を否定した。また、アラメダのFTXに対する投資ポジションの全容も把握していなかったとした。