北朝鮮ハッカー、ソウル転倒事故悪用しマルウエア配布=グーグル

Reuters

発行済 2022年12月08日 14:15

更新済 2022年12月08日 15:02

[ソウル 8日 ロイター] - 北朝鮮政府の支援を受けたハッカー集団が、韓国のユーザーにマルウエア(悪意のあるソフト)を配布するため、ハロウィーン時にソウルで起きた群衆転倒事故を悪用した──。米グーグルの脅威分析グループ(TAG)がこのような内容の報告書を出した。

この事故に関する政府報告書を装ったマイクロソフトのソフトウエア「オフィス」文書にマルウエアが埋め込まれていた。このハッカー集団は「APT37」として知られ、韓国のユーザー、脱北者、政策立案者、ジャーナリスト、人権活動家をターゲットにしているという。