バルテス Research Memo(5):2022年3月期第2四半期は主要KPIが改善。営業利益は大幅増で過去最高達成

Fisco

発行済 2022年12月21日 14:45

更新済 2022年12月21日 15:00

■業績動向

1. 2023年3月期第2四半期の業績概要
(1) 損益状況
バルテス (TYO:4442)の2023年3月期第2四半期の連結業績は、売上高が4,169百万円(前年同期比38.7%増)、営業利益が478百万円(同912.2%増)、経常利益が483百万円(同893.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益が310百万円(同738.0%増)となり、売上高、各利益は第2四半期として過去最高を達成した。


主要KPIでは、「平均単価」は729千円(前年同期比63千円増)、2023年3月期第2四半期末の稼働エンジニア数は1,122名(同257名増)、期中の案件数は1,860件(同306件増)となり、いずれも第2四半期で過去最高となった。
この結果、売上高が大幅増となったことに加えて、売上総利益率が28.9%(前年同期は22.9%)と改善した。
一方で、販管費は前年同期比13.3%増となったが、増収による売上総利益の増加で吸収し、営業利益は大幅増となった。


営業利益の増減要因を分析すると、増収効果による増益が266百万円(うちソフトウェアテストサービス事業251百万円、Web/モバイルアプリ開発サービス事業15百万円)、売上総利益率の改善による増益が250百万円(うちソフトウェアテストサービス事業180百万円増、Web/モバイルアプリ開発サービス事業68百万円増、オフショアサービス事業6百万円減少)、販管費の増加による減益が85百万円(うち人件費58百万円減、研究開発費31百万円増、その他59百万円減)であった。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

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