コニシ Research Memo(6):工事事業は増収ながら大型工事の減少で減益

Fisco

発行済 2022年12月27日 15:06

更新済 2022年12月27日 15:16

■コニシ (TYO:4956)の業績動向

(3) 工事事業
セグメント売上高は7,897百万円(前年同期比4.3%増)、営業利益は453百万円(同28.6%減)となった。
売上高は底堅く推移したが、前年同期の大型工事案件の減少により減益となった。
全体として工事事業の売上高は減収となったが、足元の受注は堅調であり、2023年3月期第2四半期末の受注残高は18,527百万円(前年同期比17.9%増)となった。


a) ボンドエンジニアリング:売上高5,507百万円(前年同期比22.3%増)※
注力している橋梁や鉄道等の社会インフラの補修・改修工事が売上・受注ともに好調に推移した。


※2022年6月に子会社であった山昇建設を吸収合併した。
当四半期・前年同期ともに山昇建設の売上高を含む。



b) コニシ工営:売上高725百万円(同9.5%減)
北海道を地盤とする連結子会社である。
公共工事は増加したが、民間工事が落ち込んで減収。


c) 近畿鉄筋コンクリート:売上高452百万円(同30.1%減)
前期からの繰越工事案件や当期の受注が少なく減収となった。
ただし、受注は下期以降順調に推移する見込み。


d) 角丸建設:売上高1,210百万円(同25.4%減)
前期ほどの大型工事案件を得られず減収となった。
ただし、足元の受注は堅調な推移となった。


3. 2023年3月期第2四半期の設備投資額
(1) 設備投資額と減価償却費
2023年3月期第2四半期の設備投資額は通常の機械設備等の更新も含めて544百万円、減価償却費は1,030百万円となった。


(2) 主な設備投資
以下は、2023年3月期中に行う予定の主な設備投資である。
上期において投資額は開示されていない。


・ボンドエンジニアリング 東京支店建設(2022年9月完成済)
・コニシ 栃木工場製造所新設(土木工事分のみ2023年3月期計上予定)
・新基幹システム導入(物流管理システム分のみ計上予定)

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

アプリを入手する
Investing.comで、世界の金融市場の最新動向をチェックしましょう!
今すぐダウンロード

金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。 上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある場合は英語版が優先されます。

ログアウト
本当にログアウトしますか?
いいえあり
キャンセルあり
変更を保存