Reuters
発行済 2023年01月05日 15:14
更新済 2023年01月05日 16:36
(第1、第2段落の表現を明確にしました)
[東京 5日 ロイター] - 伊藤忠商事の岡藤正広会長CEO(最高経営責任者)は5日、経済3団体の新年祝賀会で、来期(2024年3月期)の日本企業の経営を取り巻く環境について「総じて厳しい」との認識を示した。
岡藤会長は、資源価格は当面高値圏で推移するとし、来期の業績は企業全般的に厳しくなると話す。23年3月期は海外の利益が円安でかさ上げされたことも来期の減益要因として挙げた。
同社は資源価格高騰の恩恵に加えて自動車販売や住宅建材などが堅調として23年3月期の純利益(国際会計基準)を8000億円と予想。来期も同水準の利益を上げたい意向を示している。
ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー価格の高騰や円安による物価高について、岡藤会長は、円高になったとしても「一度上げた値段は下げづらい」と説明。ただ、23年の日本経済については、各国の金融引き締めで前半は苦しいものの、行き過ぎが是正される後半にかけて回復するとの見方を示した。その上でインバウンド需要の回復を期待していると語った。
が書いた: Reuters
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