日産・ルノーが15%相互出資で対等に、声明発表 最終合意へ

Reuters

発行済 2023年01月30日 16:26

更新済 2023年01月30日 19:09

[東京 30日 ロイター] - 日産自動車は30日、仏自動車大手ルノーとの提携関係について、両社の出資比率を対等の15%にすることなどを明記した声明を発表した。ルノーによる日産への出資比率を約43%から15%に引き下げるほか、ルノーが設立する電気自動車(EV)新会社へ日産が出資する。最終合意へ向けた協議は継続しているが、両社の取締役会での決議を経て正式な合意となる見通し。

日産は「今後開催予定の取締役会の承認が必要だが、本協議が重要なマイルストーンを迎えた」としている。両社は2月6日にも英国ロンドンで正式発表することを目指している。

声明では、15%相互出資のほか、具体的な出資比率は明らかにしていないが、日産がルノーのEV・ソフトウエアの新会社(アンペア社)への「戦略的な株主」になるべく、出資することを明示した。両社がラテンアメリカ、インド、欧州で主要プロジェクトを推進することも盛り込んだ。