午後3時のドルは132円前半で底堅い、1カ月ぶり高値圏

Reuters

発行済 2023年02月07日 15:40

更新済 2023年02月07日 16:37

[東京 7日 ロイター] -   午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤の水準から小幅安の132円前半。米国の利上げ期待を背景に、前日海外市場でつけた1カ月ぶり高値から小幅に下落した水準で底堅い動きが続いた。

ドルは日中を通じて下げ渋る展開。米国の雇用統計の上振れと金利上昇を受けてドル高地合いが続いており、きょうのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言内容によっては、一段の上昇も見込めるとの声が上がっている。

楽天証券のFXディーリング部、荒地潤氏は「ドルショートに傾いていた分、前週末の米雇用統計を受けて、買い戻しが入っている。ニュートラルに戻している状況だ」と話している。

アジア市場の米10年債利回りは3.61%台で堅調。前日には1カ月ぶり高水準となる3.65%台まで上昇していた。

<豪ドル高、声明が追加利上げに言及>

日中はオーストラリアドルの上昇が目立った。中銀の利上げ幅は0.25%で市場予想通りだったが「声明がややタカ派的だった」(ゴールドマン・サックス)として、豪ドルは91円前半から後半へ上昇した。

中銀は声明の後半で「今後数カ月でさらなる利上げが必要になる」と明言。これまで

は「今後さらに金利を引き上げることを想定しているが、あらかじめ決まった道筋はない」としていた。

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