米ユナイテッド航空、今四半期は赤字と予想 需要低迷とコスト増で

Reuters

発行済 2023年03月14日 14:31

[シカゴ 13日 ロイター] - 米ユナイテッド航空は13日、今年第1・四半期の業績について、調整後の1株当たり損益が0.60─1.00ドルの赤字になるとの見通しを示した。1月時点では0.50─1.00ドルの黒字を見込んでいたが、パイロットとの賃金交渉が決着した場合のコスト増加や足元の需要低迷を踏まえ、下方修正した。

ユナイテッドを含む米航空各社は、これまでに旅客需要が急拡大したため、コストの増大圧力を運賃の値上げで相殺することが可能となっていた。だがユナイテッドは1月と2月の需要減少に輸送能力の増強が相まって、価格決定力が弱まったと説明した。