投資家団体、温暖化対策でオランダ環境団体と協力 仏トタルに圧力

Reuters

発行済 2023年04月07日 10:02

[ロンドン 6日 ロイター] - フランスのエネルギー大手トタルエナジーズの株主に対し、温室効果ガス排出削減でさらなる野心的な目標を推し進めることを求めるオランダ環境活動団体「フォロー・ディス」の決議に、1兆1000億ドル規模の運用資産を抱える投資家集団が加わった。

フォロー・ディスの創設者、マーク・ファン・バール氏は「(温暖化対策の国際的枠組み)パリ協定の目標を達成するため、世界は温室効果ガスの排出を2030年までにほぼ半減しなければならない。しかし、トタルエナジーズにはこの10年間、排出削減計画がない」と訴えた。

決議を共同提案した投資家集団は、トタルの株式の1.5%を保有する。

トタルエナジーズは6日、同社の取締役会が4月26日の年次株主総会で、株主決議について意見を述べ、持続可能と気候に関するリポートを提出し、株主投票すると明らかにした。