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アルプス技研 Research Memo(6):2023年12月期も増収増益の継続により、過去最高業績を更新する見通し

発行済 2023-04-11 15:46
更新済 2023-04-11 16:00
© Reuters.
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*15:46JST アルプス技研 Research Memo(6):2023年12月期も増収増益の継続により、過去最高業績を更新する見通し ■業績見通し

1. 2023年12月期の業績予想
2023年12月期の業績予想についてアルプス技研 (TYO:4641)は、売上高を前期比6.8%増の46,600百万円、営業利益を同7.5%増の5,000百万円、経常利益を同10.9%増の5,060百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同0.1%増の3,420百万円と引き続き増収増益とし、過去最高業績を見込んでいる。


需要が拡大している半導体や医療系、先端技術に関わるソフト開発等の好調な顧客ニーズを背景として、売上高、営業利益ともに順調に拡大する見通しである。
また、入国制限の緩和とともに外国人材の受け入れが進んできた農業関連分野についても、業績の伸びに寄与する想定としている。


2. 弊社アナリストの見方
弊社では、引き続きサプライチェーンの混乱や原材料価格の高騰、地政学的リスクの高まりなど、事業環境を取り巻く不確実性要因には十分に注意する必要があるものの、1)同社が対象とするR&D投資の領域は、企業の将来的な競争力に直結する長期的な投資分野であり、今後も旺盛な需要が期待できること、2)コロナ禍においても、人材の採用及び教育など事業基盤の拡大を着実に図ってきたこと、3)成長分野へのシフトを進めながら、2022年12月期の稼働率はコロナ禍以前の水準に戻ってきたこと、4)グループ各社もそれぞれ堅調に推移していることから、同社の業績予想は十分に達成可能であると見ている。
また、入国制限の緩和とともに外国人材の受け入れが進んできた農業関連分野や、着々と拠点数を増やしつつある訪問介護事業についても、今後どのようなペースで業績の伸びに寄与してくるのか、追加的な業績の変動要因として注視する必要がある。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

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