新規上場のispaceは買い気配で終了、国内宇宙ベンチャー初のIPO

Reuters

発行済 2023年04月12日 09:41

更新済 2023年04月12日 17:10

[東京 12日 ロイター] - 新規上場のispaceは公開初日となった12日、公開価格(254円)の2.3倍の585円買い気配で取引を終了し、値がつかなかった。

同社は月への物資輸送サービスなど月面開発事業を手掛ける。世界で宇宙ビジネスが活発化する中、国内初の本格的な宇宙ベンチャーの新規上場(IPO)として投資家の関心を集めていた。

袴田武史代表取締役CEO(最高経営責任者)は東証引け後の記者会見で、株価は市場が決めることだとしたうえで「しっかりと今後事業を拡大していくということを着実にやっていきたいという思いを新たにしている」と述べた。