アイル Research Memo(7):2023年7月期業績予想を上方修正

Fisco

発行済 2023年04月13日 15:07

*15:07JST アイル Research Memo(7):2023年7月期業績予想を上方修正 ■今後の見通し

● 2023年7月期の業績見通し
アイル (TYO:3854)の2023年7月期の連結業績については2023年2月24日に上方修正し、売上高が前期比15.9%増の15,000百万円、営業利益が同47.6%増の3,100百万円、経常利益が同47.4%増の3,126百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同48.3%増の2,044百万円を見込んでいる。


上方修正の背景として、売上高については半導体不足によるサーバー機器の納期遅延が解消傾向にあること、利益面についてはストック売上比率や売上総利益率の向上などにより、当初の予想を上回って推移していることによる。
このうち利益率については、製販一体とパッケージ機能強化が奏功し、想定以上に生産性が向上したことによりアフター工数減少にもつながり、1案件当たりの利益率は上昇傾向にある。
また、期初に想定していたメーカー保守切れに伴うハード入替需要に付随して、ソフト改修・更新需要を想定以上に掘り起こすことができ、収益を押し上げた。


上方修正後の業績予想に対する進捗率は、売上高は50.6%、営業利益で53.5%、経常利益で53.5%、親会社株主に帰属する当期純利益で54.1%と順調に推移している。
下期の見通しとしては、依然として強い受注と円滑なプロジェクト進捗により、上期と同規模の売上高を計画している。
2023年10月施行のインボイス制度における既存顧客の反応は現時点で鈍く、2023年7月期下期後半の駆け込み(ソフトウェアの微修正作業)に留まるため、業績への影響は限定的としている。
利益面では、未来への投資として、2023年4月度給与よりベースアップを実施するほか、パッケージ機能強化の継続、脆弱性チェックの定期実施強化などを予定しているものの、増収効果と利益率の上昇効果で吸収する見込みだ。
事業環境は良好であること、ストック売上比率や売上総利益率は上昇傾向にあることなどを勘案すれば、上方修正後の予想を上振れて着地する可能性が高いと弊社では見ている。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

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