エレマテック---23年3月期は2ケタ増収増益、2期連続で過去最高益を更新するとともに配当方針の変更を発表

Fisco

発行済 2023年04月27日 09:31

更新済 2023年04月27日 09:45

*09:31JST エレマテック---23年3月期は2ケタ増収増益、2期連続で過去最高益を更新するとともに配当方針の変更を発表 エレマテック (TYO:2715)は25日、2023年3月期連結決算を発表した。
売上高は前期比19.5%増の2,397.74億円、営業利益は同44.4%増の120.52億円、経常利益は同41.5%増の111.30億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同43.2%増の76.96億円となった。


エレクトロニクス業界においては、一部で需給バランスの崩れ等の影響を受けたことにより、下期の電子部品の生産はやや鈍化したが、自動車における電装化の進展や、データセンター関連及び産業機器等様々な分野での需要に支えられ、市場規模は拡大傾向で推移した。


このような状況の中、同社グループは、自動車向け各種関連部材に注力したことに加え、ゲーム機及びディスプレイ関連部材の販売も好調に推移した。
為替の円安影響に伴う増収や、利益率の改善もあり、各段階利益は2期連続で過去最高益を更新した。


2024年3月期通期の連結業績予想については、為替の円高影響もあり、売上高が前期比2.6%減の2,335.00億円、営業利益が同12.1%減の106.00億円、経常利益が同7.5%減の103.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.8%減の72.50億円を見込んでいる。


また、2023年3月期の連結業績が予想を上回り、配当金の予想について改めて算出した結果、期末配当予想を前回予想の1株当たり47円から2.00円増配の49円とすることを発表した。
これにより2023年3月期の1株当たり年間配当金は76円となる。


上記に加え、来期以降の配当方針の変更を発表した。
2024年3月期より配当性向(連結)を40%から50%へ引き上げたことに加え、単年度業績の影響を受けにくいDOE(純資産配当率)を導入し、「配当性向50%もしくはDOE3%の両基準で算出した数値のいずれか高い金額を目安」に配当を実施することとした。
その結果、2024年3月期の1株当たり年間配当金は89円を見込んでいる。


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