シンバイオ製薬---1Q減収なるも、RI投与への切り替えは順調に進行

Fisco

発行済 2023年04月28日 14:09

*14:09JST シンバイオ製薬---1Q減収なるも、RI投与への切り替えは順調に進行 シンバイオ製薬 (TYO:4582)は27日、2023年12月期第1四半期(23年1月-3月)連結決算を発表した。
売上高が前年同期比33.3%減の15.44億円、営業利益が同89.9%減の0.51億円、経常利益が同89.9%減の0.48億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同97.3%減の0.04億円となった。


同社グループは、2020年12月に自社によるトレアキシン(R)(一般名:ベンダムスチン塩酸塩又はベンダムスチン塩酸塩水和物)の販売を開始した。
地域のニーズに合致したきめ細かい提案を企画し、より高い生産性をもつ営業組織体制を確立するため、全国に医薬情報担当者を、さらには「ヘマトロジー・エキスパート」を地域毎に配置することで、より科学的な情報提供ができる体制を確立した。
また、全国流通体制を確立するためスズケン (TYO:9987)及び東邦薬品との間で両社を総代理店とする医薬品売買に関する取引基本契約を締結、全国流通体制を構築している。
物流については、エス・ディ・コラボと提携し、東日本地域と西日本地域の2拠点に物流センターを設置している。
2022年2月にはトレアキシン(R)点滴静注液100mg/4mL[RTD(Ready-To-Dilute)製剤]の投与時間が10分投与を可能とするRI(Rapid Infusion)投与について、一変承認を取得した。
RI投与により投与時間が大幅に短縮されるため、患者及び医療従事者の負担を大幅に低減することが可能となる。
また、輸液量も少なくなることから水分負荷、塩分負荷を軽減できる。
RI投与については、2023年3月末時点において80%を超す医療施設で患者に投与が行われ、順調にRI投与への切り替えが進んでいる。


売上高は、薬価改定を意識した医療機関の買い控え、コロナ禍で継続する症例当たり薬剤使用量の減少傾向、2022年6月に販売開始した後発医薬品の浸透、さらには前年同期に凍結乾燥製剤(FD製剤)からRTD製剤への切替えに伴う流通在庫拡充とそれに起因する一時的な販売の上振れがあったこともあり、減収となった。
販売費及び一般管理費は、研究開発費として5.49億円(前年同期比10.8%増)を計上し、その他の販売費及び一般管理費との合計では11.92億円(前年同期比14.2%減)となった。


2023年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比30.1%減の70.00億円、営業損失が3.31億円、経常損失が3.51億円、親会社株主に帰属する当期純損失が3.70億円とする期初計画を据え置いている。


アプリを入手する
Investing.comで、世界の金融市場の最新動向をチェックしましょう!
今すぐダウンロード

金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。 上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある場合は英語版が優先されます。

ログアウト
本当にログアウトしますか?
いいえあり
キャンセルあり
変更を保存