マイクロソフト、核融合電力購入で世界初の契約 28年から供給

Reuters

発行済 2023年05月11日 15:01

更新済 2023年05月11日 15:28

[ワシントン 10日 ロイター] - 核融合発電を手がける米ヘリオン・エナジー社は10日、マイクロソフトと電力供給契約を交わしたと発表した。核融合発電による売電契約は世界で初めてで、約5年後の供給開始を見込んでいる。

ヘリオンの発電プラントは2028年までに稼働する計画で、1年後には50メガワット以上の発電量を目指す。1メガワットは米国の約1000世帯が使用できる電力量。

ヘリオン創業者のデービッド・カートレー最高経営責任者(CEO)はインタビューで「50メガワットは商業規模の核融合の大きな第一歩だ」とし、収益は発電所増設や国内外での電力供給に充てると述べた。