Reuters
発行済 2023年05月15日 16:09
更新済 2023年05月15日 19:18
[東京 15日 ロイター] - みずほフィナンシャルグループは15日、2024年3月期連結純利益が前期比9.8%増の6100億円になる見通しだと発表した。与信関係費用は1000億円を計画している。年間配当は95円を予定。前期は5円増配の85円だった。
IBESがまとめたアナリスト14人による連結純利益の予想平均値は5918億円。
木原正裕社長は会見で「米州のキャピタルマーケットはチャンスがある」と述べる一方で、金融不安が終焉したかどうかは注意したいとし「クレジットには十分注意していくことが必要だ」とした。
日銀は賃金上昇を伴って物価が持続的・安定的に上昇するかを丁寧に見ており「大きな金融緩和の変更はない」との見通しを示した。ただ、日銀はYCCの副作用にも言及しており「金融政策検証の中で形を変えてくることはあり得る」とも語った。
同時に発表した23年3月期連結決算の純利益は、前期比4.7%増の5555億円となり、年度計画の5400億円上回って着地した。与信関係費用は1000億円の計画に対し893億円にとどまった。
外債含み損の処理を約1000億円行ったことで、市場部門が減益となった一方で、顧客部門は海外を中心に堅調だった。木原社長は「補完し合えるようになった。まずまずの決算だった」と評価した。外債含み損は、22年12月末の9164億円から23年3月末には5805億円に縮小した。
が書いた: Reuters
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